北陸地方防災エキスパート

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防災エキスパート制度とは

 平成7年1月に発生した「阪神・淡路大震災」を教訓に、地震、風水害などの大規模災害時に、迅速、確実、効果的に対処するため、「防災エキスパート制度」がつくられました。
 これは、公共土木施設の整備・管理等に長年携わり、一定のノウハウを持った人たちを「防災エキスパート」として登録する制度で、北陸では平成8年3月19日に322名で発足しました。
 北陸地域づくり協会は北陸地方防災エキスパートの事務局となっており、協会理事長が防災エキスパート代表を務めています。

防災エキスパートのおもな業務

  1. 公共土木施設や市街地などの被災状況モニター
  2. 公共土木施設、建物、地滑り等の被災状況把握等
  3. 現地災害対策本部等への支援等

防災エキスパート登録対象者

登録対象者は、以下の要件を満たされた方です。

  • 公共土木施設等の整備・管理等についての経験等により、公共土木施設等の被害状況等についての一定の把握ができる等の知識を有する方。
  • 心身ともに健康であり、自己の責任において、大規模災害発生時に自己の可能な範囲で無報酬で北陸地方防災エキスパートとしての活動に参加できる見込みがある方。
  • 被災地域の早期の復旧等に誠意を持って努力し、関係する公共機関や一般ボランティア等と協調して活動できる方。

防災エキスパートの性格

  • 参加は個人の自由意志によるもので、業務の従事については無報酬のボランティア活動となります。
  • 業務の従事中の傷害等に備え、防災エキスパートの事務局が一括して保険に加入します。

体制など

公共機関・事務局・防災エキスパート関係図
  • 当該制度の事務局は、一般社団法人北陸地域づくり協会に設置し、防災エキスパートの登録、研修などの業務を行います。
  • 災害発生時に防災エキスパートは、自主的にあるいは公共機関等からの要請を受けて、災害対策本部等の支援に向かいます。
  • 防災エキスパートの方々に、最新の防災に関する情報提供を行うために、定期的に研修会、訓練等を行います。
防災エキスパート組織イメージ図

活動状況

災害時の活動

北陸地方防災エキスパートは数々の災害に出動して大きな成果をあげています。活動の一例は「災害対応支援概要」にてご覧いただけます。

北陸地方防災エキスパートの災害時支援活動の実績

発生年月 対象災害等 出動人員
(のべ人数)
出動日数
(日間)
H8(1996).12 蒲原沢土石流災害(1次捜索) 253 12
   同上   (2次捜索)翌年5月 155 6
H9(1997).1 ロシアタンカー重油流出事故 120 43
H9(1997).7 神通川水系左俣谷土砂崩壊 12 5
H12(2000).3 神通川水系左俣谷雪崩災害 60 4
H13(2001).9 千曲川出水による落橋 4 2
H16(2004).2 梯川融雪出水 5 1
H16(2004).7 新潟・福島豪雨 68 6
H16(2004).10 台風23号(神通川・庄川・小矢部川、梯川) 23 2
H16(2004).10 新潟県中越地震 221 40
H18(2006).7 7月豪雨(千曲川・犀川、神通川、手取川・梯川) 39 6
H19(2007).3 能登半島地震 107 8
H19(2007).7 新潟県中越沖地震 139 11
H20(2008).2 下新川海岸高波災害 21 2
H20(2008).7 小矢部川出水 4 1
H20(2008).8 土石流災害による市道埋塞 2 1
H23(2011).7 新潟・福島豪雨 27 4
H25(2013).7 梯川前線豪雨出水 4 2
H25(2013).9 台風18号(魚野川、神通川支川井田川、梯川) 5 1
H27(2015).1 信濃川油流出事故 2 1
H27(2015).9 「平成27年9月関東・東北豪雨」阿賀川出水 1 1
H29(2017).4 魚野川融雪出水 1 1
H29(2017).7 梅雨前線による姫川出水 2 1
H29(2017).8 台風5号による梯川出水 3 1
H29(2017).10 台風21号による出水(信濃川・関川・小矢部川・梯川等) 9 3
H30(2018).7 前線豪雨による出水対応支援 6 3
H30(2018).9 台風21号による出水対応支援 3 1
R1(2019).7 魚野川(支川)出水対応支援 1 1
R1(2019).10 台風19号による災害対応支援 147 30
R2(2020).7 千曲川支川犀川出水対応支援 5 1
R2(2020).12
~R3(2021).1
雪害対応支援 48 12
R3(2021).2 福島県沖地震災害対応支援 1 1
R3(2021).8 千曲川支川犀川出水対応支援 11 4
R3(2021).12 雪害対応支援 6 3
R4(2022).6 能登地方を震源とする地震災害対応支援 1 1
R4(2022).8 前線豪雨による災害対応支援(荒川・梯川、国道113号等) 19 5
R4(2022).12
~R5(2023).1
雪害対応支援 30 8
R5(2023).7 前線豪雨による災害対応支援(小矢部川) 5 2
R5(2023).12
~R6(2024).1
雪害対応支援 17 8
R6(2024).1 能登半島地震 152 48
令和6年能登半島地震災害
令和4年8月 前線豪雨災害

災害対応支援概要

平常時の活動

平常時には研修や会議のほか、実務的な活動として次のようなことを行っており非常時に備えています。

  • 防災訓練(実地・机上)における助言、補助
  • 水防訓練における消防団等への工法指導
  • 公共土木施設の巡視・点検に関する助言、補助
防災訓練等での工法指導
現地視察
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